スライドとは弦を押さえたまま移動して音をつなげるテクニックです。譜面ではSで表されます。音が途切れないように弦を押さえたまま移動します。
最初の音をピッキングしたらスライドで上昇して、スライドで再び戻ってきます。また、各指で押さえてスライドする練習になっています。
スライドを使った実践的なフレーズの練習です。スライドする時にポジションを移動します。
譜例はオクターブ違いのフレーズでできていて、弦は違いますが同じ形(音の並び)の運指で弾くことができます。このように、オクターブ違いで同じ運指で弾くフレーズは、ボックスポジションまたは拡張ポジションを使ったフレーズと呼ばれ、スケールを覚えるときやアドリブのアイデアとして使われています。
ポジション移動するスライドとポジション移動しないスライドについて
フレーズによって、スライドするときの親指の位置が変わることについて考察してみました。興味のある方はリンク先の記事から読んでみてください。
グリッサンドとは始まりの音が決まっていない状態から目的の音へスライドすること、もしくは、終わりの音を明確にせずにスライドして下がることです。音程をしゃくり上げたり、効果音的な使い方をします。グリスと呼ばれることもあります。
×印で示されている場合、どこを押さえるかは決まっていないので音を聞いて真似るようにしてみてください。