ギターを弾く前に

ギターを弾くために用意するもの

ギターを弾くために必要になるものを紹介します。

  • ギター本体
  • チューナー
  • ピック
  • シールド
  • アンプ
  • エフェクター
  • ストラップ
  • メンテナンス用品

ギター本体

ギターの種類  エレキギター ストラトキャスター、レスポールなど
アコースティックギター  ガットギター(クラシックギター)

大きく分けるとエレキギターとアコースティックギターに分かれます。

形・構造・ブランドなどの違いがあり、様々な種類のギターが存在します。

ギター選びのポイント

ギターを選ぶときのポイントを紹介します。

<音>

どんな音を出したいのか明確にすることで選ぶべきギターが絞ることができます。音楽のジャンル、演奏スタイル、憧れのアーティストなどから適した音が出せるギターを選ぶことができます。

 

<見た目>

お気に入りのギターなら飽きずに長く使えるでしょう。

 

<その他>

ブランド、価格、機能、木材など、ギターについて詳しくなると様々な要素で選ぶことができるようになります。

 

<始めて買うギター>

始めてギターを買う人は、憧れのアーティストや演奏したい曲などを手がかりにギターを選んでみましょう。また、楽器屋の店員さんやギターの知識を持った人に相談してみると色々教えてくれると思います。

 

ギターを演奏するのに弦は必要なもので、音や演奏に大きく影響します。

時間が経つと、錆びたり・音が変わったり・チューニングが合わなくなったりと劣化していきます。また、演奏中に切れてしまうこともあるので、替えの弦を用意しておくようにしましょう。

弦選びのポイント

太さ・ゲージ 張力(テンション)、押さえやすさ、音、ピッキングなどに影響
素材 耐久性、音、価格などに影響
種類 用途(エレキ、アコギ、ガット、ベース)、プレーン弦と巻き弦

弦を購入する時には太さ・ゲージをよく見てください。009-042のように弦の太さを表しています。始めのうちは009-042の弦がおすすめです。

チューナー

正しい音程でギターを弾くために必要なものです。

チューナーの種類

クリップタイプ

ギターのヘッドに取り付けるタイプ

コンパクトで取り扱いが簡単

ペダルタイプ

足元に置くタイプ

明るく光るので見やすい(暗いステージでも活躍)

その他

ラック、リズムマシーン付き、マルチエフェクター内蔵

音叉、高精度チューナー、携帯などのアプリ

チューナーは目的に応じて選びましょう。

気軽に:ギターに取り付けておけばすぐチューニングできます。→クリップ式

見やすい:ライブなど暗い場所でチューニングする必要がある。→ペダルタイプ

正確に:レコーディングなどで正確なピッチにこだわりたい。→高精度チューナー

ピック

ギターの弦を弾いて音を出すための道具です。形・大きさ・硬さなどが違うものがあります。

ピック選びのポイント

形  オニギリ(三角形)、ティアドロップ、ジャズ、サムピックなど
大きさ 小さい⇔大きい
硬さ・厚さ 柔らかい・薄い(THIN/SOFT)⇔硬い・分厚い(MIDIUM、HARD/HEAVY)
材質 ナイロン、セルロイド、ウルテム、カーボン、木など

伴奏でストロークするなら薄くて大きいピック、細かい動きが必要なソロを弾くなら硬くて小さいピックが向いていると思います。いろんなピックを試してみて自分に合った好みのピックを探してまてください。

シールド

ギターとアンプをつなぐためのシールドケーブルのことです。ギターとエフェクター、エフェクター同士、エフェクターとアンプなどもシールドでつなぎます。電気信号を伝える役割をしています。

 

※エフェクター同士をつなぐ短いシールドのことをパッチケーブルと呼びます。 

シールド選びのポイント

長さ ㎝単位・m(メートル)単位など様々な長さで売っています。
材質 シールドに使われる材質によって、音やノイズに影響がでます。
プラグ

シールド先端についた凸部分のことです。

まっすぐなS型(ストレート)とL字型になっているものがあります。

必要な長さのシールドを揃えましょう。また、L字型を使うとでっぱりがなくなるので便利な場合があります。 

必要な長さに切ってケーブルを作ることができる商品もあります。

アンプ

ギターからシールドでつないで音を出す装置です。アンプにつながなくても練習はできますが、アンプから音を出さないとギターの音色やノイズに気づきません。上達に関わる大事なことなので、アンプから音を出すようにしましょう。


アンプ選びのポイント

<環境>

音量がある程度出せる アンプ
音量が出せない マルチエフェクター/アンプシミュレーター/ヘッドフォン

※音が出せない環境ならアンプは必要ありません。ギターをマルチエフェクターやアンプ・シミュレーターといったものにつなぎ、ヘッドフォンで聴くことで、アンプで音を出して練習するのと同じような環境で練習できます。また、スタジオなどを個人練習で借りれば、アンプで音を出して練習できます。

 

始めは小さな練習用のアンプで良いと思います。アンプに詳しくなったら色々と試してみましょう。

エフェクター

音を変える装置のことです。様々な種類のエフェクト(効果)があります。


エフェクターの種類

歪み系 オーバードライブ、ディストーション、ファズなど
空間系  ディレイ、リバーブなど
モジュレーション系

コーラス、フランジャー、フェイザーなど

その他

ワウペダル、コンププレッサー、チューナー

アンプシミュレーター、マルチエフェクターなど

大まかにいくつかのエフェクターを紹介してみました。始めは様々なエフェクトが内蔵されたマルチエフェクターで、いろんなエフェクトに慣れるのが良いと思います。

ストラップ

立って弾くために必要になります。また、演奏する姿勢にも影響しますので座って弾くときもストラップしたほうが良いと思います。材質(ナイロン、皮など)、見た目、長さの違いなどで様々なものがあります。自分に合った好みのものを選びましょう。

メンテナンス用品

ギターのお手入れをするための道具です。なにかある度に楽器屋に持って行くわけには行きませんので、弦交換やちょっとした調整などはできるようにしておいた方が良いと思います。また、日頃からクロスなどで拭いて汚れを落としてあげましょう。楽器を大切にする気持ちが大切です。

<弦交換>

ニッパー 弦を切るための道具です。
クロス

ギター本体や指板を拭いたりする布です。弦交換の時には、ギターを傷つけないようにブリッジと本体の間に挟んだりします。

ストリングワインダー

ペグを回す道具です。手で回すよりも早く回すことができます。

弦交換は自分できるようにしましょう。

弦交換時のメンテナンス

指板ブリッジ・ヘッドまわりといった場所は弦が張ってあると掃除が難しいので、弦交換のタイミングでメンテナンスします。

<指板のメンテナンス>

指板潤滑剤

指板の油分を補給する役割があります。レモンオイル・オレンジオイルなど

綿棒、爪楊枝 細かい汚れの掃除に使います。 

<ブリッジのメンテナンス>

ドライバー ネジの開け閉めに使います。
6角レンチ  ブリッジにあるサドルの高さ調整などに使います。

<その他>

レンチ・スパナ ペグ、ジャック、ボリュームポットなどのナットの緩み防止に使います。
ラジオペンチ 細かい作業や固定する時に使います。

その他

移動

ギターケース ギターを運ぶため・傷つけないようにするため
エフェクターケース エフェクターをまとめて運ぶため、セッティングを短縮するため
キャリーカート 重い荷物を運ぶ時に便利です。 
レインカバー 雨よけにあると便利です。

保管

ギタースタンド ネックなどに負担がかからないようにギターを立てかけて置けます。
ハードケース ギターを保存する場合、湿気がこもるので乾燥剤を一緒に入れます。
乾燥剤 ギターの木材を湿気から守るものです。ケースの中に一緒にいれます。

練習

ヘッドフォン・イヤホン 大きな音を出せない環境でも練習することができます。
メトロノーム リズムを鍛えるために必須になります。
譜面台 譜面を見やすい位置に置くことができます。 
自分のフォームをチェックできます。
録音機材 録音して自分の演奏をチェックできます。作曲もできます。
教則本 教科書のようなものです。いろんなことが学べます。

その他

カポタスト キーを変えたりすることができる道具です。
スライドバー  スライド奏法をするために必要です。
ピックケース ピックをまとめて保存できます。
ピックホルダー 予備のピックをとりつけておけます。
耳栓 大きな音から耳を守ります。