運指の法則

ギターの指板における法則とも言える運指の法則についてまとめてみました。

この運指の法則は、スケール・コード・インターバルなどのすべてに当てはまる法則です。

弦の音程間隔の違いによる運指の変化

①3弦と2弦の音程間隔は長3度

ギターがレギュラーチューニング場合、隣り合った弦の音程感覚は完全4度になっており、3弦と2弦の音程間隔のみが長3度になっています。

 

②2弦と1弦は半音高くする

①の3弦と2弦の音程間隔が長3度であることから、2弦と1弦では半音高く弾くことになります。オクターブの関係をダイアグラムにしたものを見てみると、2弦と1弦では半音高く弾いていることがわかります。 

コードにおける運指の変化

メジャートライアドのコードを例に、2弦と1弦で半音の変化を確かめてみましょう。

基本形・第1転回形・第2転回形それぞれのコードをダイアグラムにしたものです。これらは同じ音の並びで構成されたコードになっています。2弦と1弦を含むコードでは、一番上の段のコードと比べて半音高くして弾いています。