バレーコードはローコードのコードフォームを平行移動したものだと考えることができます。
バレーコードのコードフォームの基本となるローコードを基準として<型>として分類してみます。FメジャーコードならEメジャーのローコードをもとにしているので<E型>といったように表していきます。
メジャーとマイナーのコードの違いは、中指で押さえるか押さえないかになっています。これはメジャーとマイナーを決定する(区別する)3度音程(長3度と短3度)の違いによるものです。<E型>・<Em型>のコードフォームは6弦にルートがあるので6弦ルートのコードフォームになります。
6弦ルートのコードと同じく3度の違いでフォームが変化しています。
※コードの構成音を知っていると、なぜコードのフォームが違うのか分かるようになります。興味のある方は音楽理論のコードについて学んでみてください。
※マイナーコードも使われることがありますが、押さえるのが難しいためここでは除外しました。
Cのローコードをもとにしているので、5弦ルート<C型>のメジャーコードになります。
※C型と同じくマイナーコードは除外しています。
Gのローコードをもとにしているので、6弦ルート<G型>のメジャーコードになります。
<D型>・<Dm型>のコードは、唯一4弦にルートのあるコードフォームになります。
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メジャーコード | マイナーコード |
6弦ルート | <E型><G型> | <Em型> |
5弦ルート | <A型><C型> | <Am型> |
4弦ルート | <D型> | <Dm型> |
8つのコードフォームを使って平行移動することでメジャーとマイナーのコードに対応できるようになります。特に6弦ルート<E型><Em型>と5弦ルート<A型><Am型>のコードは、ポップスやロックにおいてよく使われているコードなのでしっかり覚えておきましょう。