コードワークに関する教則本


レビュー

  • PART1 基本はオープン・コード(トライアド、4和音、テンション系コード、その他コード)
  • PART2 コードの発展的な利用法(トライアドの転回型、ダイアトニック・コード、ドロップ2)
  • PART3 コード・フォームの実践的な応用(4和音とトライアド、テンションとトライアド、ドロップ2の応用)
  • PART4 コード・ブック(コード・タイプごとのフォームを一挙掲載)

◎本書をお薦めする方々

いつも同じフォームでコードを弾いてしまう方/コードに発展性を感じられない方/これからコードを覚えるぞ!という方/バンドでギターを弾いている方などなど

本書ではオープン・コードを基本として様々なコードを学んでいきます。また、典型的なコード進行で響きを確認できるようになっているので実践的です。

 

本書を学ぶための予備知識として、インターバル(音程)とコードの構成音を学んでおくことをオススメします。押さえ方を覚えるだけではなく、構成音を理解して覚えることでたくさんのコードを押さえることができるようになります。

 

  • コードの転回型
  • 4和音やテンションコードの中にあるトライアドを抜き出して弾く方法
  • ドロップ2ヴォイシングを利用してテンションコードを弾く考え方

個人的に参考になった項目です。普段のコードとは違った響きのコードや4和音やテンションの入ったコードを弾くための方法を学べました。

また、著者の教則本は体系的な学習ができるので気に入っています。

PART1 基本はオープン・コード(オープン・コードの上で使える音、トライアドの平行移動と分解、四和音の平行移動)

PART2 コード内の2音を選んで弾く(コード内の3度と6度音程)

PART3 四和音の分解(3~4本の弦を使って四和音を弾く、四和音の中のトライアド+α)

PART4 四和音の発展的な奏法(四和音の中の3度音程と共通項、四和音を“R” “3” “7”の3声で弾く)

PART5 低音弦でのコードワーク(コードの転回型、経過音でコード・トーンをつなぐ)

  • コードを押さえた状態で飾りの音を加える
  • コードの中から3度と6度音程を抜き出して弾く
  • 四和音をRoot、3rd、7thの3声で弾く

コードに装飾音を加えたり、コード内の音を選んで省略した形でコードを弾くといった方法を学べます。コードの構成音の理解が深まりますし、

バッキングやリフなどのアレンジに役立つ内容になっています。