教則本を購入する際に注意すべきことがいくつかあります。
学習者のレベル(演奏力・理解力)に合った教則本でないと投げ出してしまうことになりかねません。自分が演奏・理解のできる内容である教則本を選びましょう。
初心者の方が速弾きの本を購入して練習すると、弾けなくて挫折してしまうかもしれません。音楽理論書を買ってきても難しい専門用語だらけだと、独学で習得するのは難しいかもしれません。
自分が演奏・理解できる内容の教則本でないと、本を開かずに本棚に埋もれてしまうことになりがちです。
初心者の方には、ギター演奏の基礎を固める教則本がおすすめです。
基礎とはギター演奏に必要不可欠な最低限の知識ですので、まずは基礎固めをしましょう。
<ステップアップを目指して>
成長するためには自分より上のレベルに挑戦しなければいけないと思います。完璧に演奏・理解できる内容ではなくても、少し難しめのレベルの教則本に挑戦してみることも良いと思います。成長したときに改めて読み返せば、理解できるようになっているはずなので無駄になることはないでしょう。
どんなことに興味があるのか、どうなりたいのかを明確にして目的に合った内容の教則本を選びましょう。ジャンルが違う教則本を買っても興味が湧かなければつまらないと思います。
速弾きがしたいのに、カッティングやアコースティックギターの教則本を買っても意味がありません。教則本にもジャンルがあり分類できますので、興味のあるジャンルから自分にとって役立ちそうな内容のものを選んでみてください。教則本一覧では、大まかにジャンル分けして教則本を紹介しています。
<目的を明確にする>
練習の目的を考えてみましょう。
練習することでどうなりたいのかです。
アドリブができるようになりたいという目的なら、アドリブに関する教則本。または、アドリブに関する音楽理論やスケールの教則本を学ぶことでスキルアップにつながります。
▽練習の目的が分からない場合
Q.何を練習すればよいのかわからない。何をすればいい?
A.どうなりたいのか明確にすること。自分に足りないものや弱点を知ること。初心者ならとりあえず基礎練習。
何を練習したら良いのか分からない状況であれば、どんなギタリストになりたいのか考えてみるといいかもしれません。憧れのギタリストと自分を比べて何が足りないのか考えてみるのもいいと思います。何を練習したら良いのか見えてくるかもしれません。また、自分が苦手とすることを練習して弱点を克服することはレベルアップにつながります。
楽器屋・書店であれば立ち読みして内容を確認しましょう。通販の場合であっても出版社のホームページや商品紹介ページで本の内容を調べることは可能です。
自分のレベルに合っているか、興味のある内容か、目的に合った内容か事前に確認してから購入すると無駄な買い物をしなくて済むと思います。
教則本を購入する際は、実際にお店で買う方法と通販で買う方法が考えられます。
近くに楽器屋や音楽書を扱う本屋がなかったりする場合は通販が有効な手段になります。
それぞれのメリットについて考えてみます。
楽器屋もしくは書店で購入する場合のメリットとして、実際に手にとって内容を確認できることが挙げられます。本の内容を確認できるので、自分にとって有益な教則本かどうか判断することができます。また、新刊のチェックをする場合も実店舗が有利です。
中古でも気にならないという方は、ブックオフなどに半額程度で売っていることもあります。品揃えは期待できませんが、掘り出し物に出会えることもあります。
Amazon、楽天ブックス、hontoといった通販を使って本を購入することができます。サイトによっては本の中身を見ることができるので参考にしましょう。本の中身が見れない場合、出版社のホームページなどで本の内容や目次を確認することもできます。
既に販売されている本なら、レビューを購入の判断材料にすることもできます。なかには、参考にならないレビューも混じっているので注意が必要です。最終的には、本の内容を確認して自分で判断するのが良いと思います。
中古を購入する場合、付属のCDが付かない教則本を販売していることがあります。説明書きをよく読んで確認してから購入しましょう。また、中古なら絶版となってしまった本も手に入れることができるかもしれません。
メリット | デメリット | |
楽器屋・書店 |
実際に内容を確認できる 新刊のチェックができる |
新品の価格なので割高になる |
通販・オークション |
配送してくれる 中古でないと手に入らないものがある 安く購入出来る |
本の内容を確認できないことがある 状態が悪いことがある(ヤケ、折れ、付属CDの欠品など) |
図書館に教則本を置いている場合があります。所蔵している本であれば予約をして取り寄せることもできます。貸し出し期限があるのが難点ですが、家でじっくり読めるので内容を確認するのに最適でしょう。
教則本を出版している出版社のホームページのリンクを紹介です。ホームページから新刊の情報や本の内容が確認できるので利用しています。