音楽理論の学習
2冊の理論書を一通り読み終えました。100%の理解まではいきませんが、だいぶ理解が進みました。
学んだことを振り返りながら、レビューしていこうと思います。
『プレイがもっと上達する ギタリストのための音楽理論』鈴木 宏幸(著)ナツメ社
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コードの仕組み
- ギターのコード・ヴォイシング
- ダイアトニック・コード
- ドミナントモーション
- コードの転回系、コードの種類
- コード・スケール
個人的に理解が進んだ項目をあげてみました。
トニック・ドミナント・サブドミナントといった主要3和音の代理和音についての理解が深まりました。
主要3和音以外のダイアトニック・コードが、なぜ代理和音として機能するのかを納得できたのは大きな収穫になりました。
また、<PART 10>のギターでのコード・ヴォイシングについての解説がとても参考になりました。コードを覚えるのに簡潔で良い方法だと思います。
☑︎ギターで演奏することで、理解が深まり実践で活かせる
教則本を通してギター・ダイアグラムが登場します。それによって、ギターを演奏して実践することで「音」を確認できるようになっています。理論や理屈を詰め込んで理解しようとするのではなく、実際に「音」を聴くことで理解が深まるようになっているので、より実践的で演奏に活かせる学習になりました。
『JAZZ STANDARD THEORY』納 浩一(著)リットーミュージック
- メジャー・ダイアトニック・コードとその機能及びスケール
- ノン・ダイアトニック・コード(セコンダリー・ドミナント)
- マイナー・ダイアトニック・コードとその機能及びスケール
- ノン・ダイアトニック・コード その2(SDm、#Ⅳm7♭5、ディミニッシュ、etc...)
- アベイラブル・スケールの判定(コードタイプ別のスケール)
- 分数コードの解釈
- モーダルな曲の分析(Nardis)
- アドバンストな曲の分析(Bolivia)
各テーマの理論に対する解説がなされた後に、実際のジャズ・スタンダードではどのように理論が使用されているのかを分析しながら学んでいく構造になっています。
☑︎実際のジャズ・スタンダードを分析!
ジャズ・スタンダードの分析を通して、コードの機能をどう解釈するのか、アベイラブル・スケール(コードに対して使用できるスケール)をどのように選択するのかがとても参考になります。
注意としては、基本的な音楽理論が理解できた上で読み進めないとつまずいてしまうかもしれません。以前、読み進めていた時は理解が追いつかずに辛かったのを覚えています。割とざっくりとした解説の箇所もあったので、他の理論書と合わせて学習するのが良いかもというのが感想です。
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