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【POD HD500X】アンプエディットのパラメーターついて

POD HD500Xにおけるアンプエディットに使われるパラメーターの役割についてまとめてみました。

MASTER/SAG/HUM

MASTER:パワーアンプのディストーション量。相互作用が高くほか全てのパワーアンプ・パラメーターに影響する。

SAG:最小値に設定するとコンパクトなレスポンスに、逆に高くするとダイナミクスとサステインを効かせる。

HUM:ヒーターハムとACリップルをトーンに相互に作用させるかをコントロールする。

BIAS/BIAS EXCURSION

BIAS:パワーチューブのバイアスを変更する。最小にするとClass AB、最大にするとClass Aで動作する。

BIAS EXCURSION:パワーアンプ・チューブがどのように反応するかを決める。コンパクトなサウンドのレスポンスにしたければ設定値を低く、チューブ・コンプレッションを効かせたいときは高くする。このパラメーターは特にDRIVEとMASTERのセッティングに反応する。

ER/LOW CUT

ER:アーリー・リフレクション(Early Reflection)の量を調整します。設定値を高めると反射音が強くなります。

LOW CUT:低周波数アッテネーター(減衰器)。サウンドの低域に締まりを出します。

RES LVL/THUMP/DECAY

RES LVL:スピーカーのレゾナンス(共鳴)の全体のレベルを調整します。

THUMP:スピーカーのレゾナンスの低域レベルを調整します。数値をあげると低域が増えます。

DECAY:スピーカーのレゾナンスのディケイ(減衰)・タイムを調整します。低い数値で「タイト」に、高い数値で「ルーズ」になります。

参考になったサイト

専門用語について(バイアス、Class A、Class AB、サグなど)

http://line6.com/support/page/kb/_/japanese-support/amps/dt50dt25-terms


パワーアンプのサグ、バイアス、バイアス・エクスカージョン(SUG、BIAS、BIAS EXCURSION)について

http://blog.line6.jp/2013/pod-hd-amplifier-extras/


POD HD500Xのアドバンスド・ガイド

http://jp.line6.com/data/6/0a06434c7a6051e6e753c440a/application/pdf/POD%20HD500X%20Advanced%20Guide%20-%20Japanese%20.pdf

 

PODHD500Xのアンプエディットで使われるパラメーターについてまとめてみました。まずは専門用語の意味をしっかりと理解することから始めて、実際にパラメーターをいじってみると理解しやすいかと思います。また、アンプ、キャビネット、マイクの元になっているモデルについて知ることも大切ですね。